だから、わたしは人生を変えたかった（後編）

人生、紆余曲折あります。
私は、おそらく人一倍変化に富んだ人生を送っているのではと思うのですが、
今回はジャスト50でイメージコンサルタントとして起業するに至ったストーリーの後編です。

転機はコロナと共に

前編では、自分に対する興味を失っていた辛い時期と、「わたし」が人生を変えようと思ったきっかけとなった1冊めの本についてお話ししました。後編にもお付き合いくださると嬉しいです。

人生を変えた2冊めの本

2020年の春に、私が「わたし」の人生を変えようと思いいたったきっかけをくれた本の2冊目。
出会うべくして出会った本。

それが『サードドア　精神的資産のふやし方』でした。

これは、無鉄砲ともいえる大望をいただいた18歳のアメリカの少年が、大胆に果敢に挑戦を続ける中で、数々のメンターに出会い、運を引き寄せ、世界トップクラスのリーダーたちと交流するようになり、自身も実業家として大成功を収めるようになった実話です。

一気に読み終わったとき、これは、自分の心のままに生きよ、そして行動せよ、そうすることで道は開く、という声にしか聞こえませんでした。

「心の声を聞いて、行動する」

これは、前回お話しした『アルケミスト　夢を旅した少年』とも共通するテーマです。
読み終えた後、何だか身体の奥底からエネルギーが沸き上がってくるのを感じました。

「今だ。今、人生を、生き方を変えよう。」

そう強く思ったんです。

何より大切にしたかったこと

このまま、会社員として働いていく生き方でいいのだろうか。

リモートワークになって、少し時間にゆとりが出たことで、気持ちにも余白が生まれて、そんなことを考えるようにもなっていました。

家で仕事をしていて、何より新鮮で嬉しかったことは、子どもたちとの時間が増えたこと。
時間に追われながらではなく、ゆったりとした気持ちで「行ってらっしゃい」と「お帰りなさい」が言えること。

子どもたちと過ごす時間がもっとほしい。「行ってらっしゃい」と「お帰り」を言えるって本当に幸せ。まだ手の掛かる子供たちと過ごせる時間は、今しかない。

そして「わたし」は？

時間に縛られ、家族に何かある度に会社に申し訳ないと思いながら早退したり、煩わしい人間関係に気を使って神経をすり減らしたりして、この先何年も過ごす人生でいいの？

コロナ禍で気持ちに余白が出来たことで、私は「わたし」の心の声を聞くことが出来たんです。これは、本当に大きな転機となりました。

新たなステージへのチャレンジ

このタイミングで、生き方を見つめ直すゆとりができたことは幸いでした。

とにかく何か始めたい！

そんな気持ちがふつふつと沸き起こっていました。

まず、「そうだ。何か資格を取ろう！」と思いつき、世の中にはどんな資格があるのかのリサーチをスタート。
その中で、自分の興味関心は「美容」「健康」「ファッション」の分野だと分かりました。中でも、「骨格診断」というワードにものすごく惹きつけられたんですね。恥ずかしながら、その時まで全く知りませんでした。

人は生まれながらに3つの骨格タイプに分かれていて、それぞれの骨格に合った服がある！？

なにそれ！面白そう！っていう感じ。

そこから色々と調べていくうちに、イメージコンサルタントの恩師となる田中貴子先生のホームページに行き当たり、妄想がふくらみ、思い切って問合せをしたんです。

そして、表参道のとあるカフェで先生から直接お話しを伺ったところ（先生が素敵すぎて、ずっと胸が高鳴っていました。）、イメージコンサルタント養成講座の前に、自分磨きコースが先に始まるタイミングだと説明を受けました。

正直、当時のわたしは自分への興味を失っていたので、自分磨きコースはピンとこなかったんですが、どうせならセットで受けてしまおう、人をキレイにする人が綺麗じゃなかったら説得力ないよねって思い至りました。

でも実は、そのとき同じくらい興味をもった「メディカルアロマテラピー」の資格も今すぐ始めたいくらいの気持ちがあって、どちらを優先しようかとぎりぎりまで悩んだんですよね。

結果、自分磨きの学びを先にスタートする決断をしました。

そして、イメージコンサルタントの学びへ

自分磨きの講座で、これまで全く無視していた「わたし」と向き合うことになった私。外見のこともそうですが、内面にじっくりみっちり取り組むって人生で初めてのことでした。

一緒に学ぶ仲間がいたことで、辛いときでも頑張ることができ、とても濃い3か月間を終えるころには、「外見の力ってすごい」っていう実感がありました。

何がすごいって、外見が整うと自分に自信が持てるようになり、それが内面にとてつもない変革を起こしていくんですよね。自分自身が実感して、仲間たちが同じように変化をしていくのを目の当たりにしたとき、わたしは世の中の女性たちにファッションで人生が変わることを知ってほしいと強く思いました。