カラーコーデは大好きだけど、統一感が欲しい。
ハッキリした顔立ちに巻き髪スタイル、その上服は色物や派手な柄ものが大好きでまとまらない。
今までベーシックカラーばっかり着ていたけど、キレイな色を着こなしたい。
パステルカラーが好きだけど、どうしても雰囲気がほんわかし過ぎてしまう。
こんな場合に活躍するのが「締め色」。
上手に使って印象美人を目指しましょう。

ファッションで楽しめることの一つがカラーコーディネートですよね。
ただ、上手に色を取り入れられている方ばかりではないと思います。
色合わせには様々な配色法があるのですが、色合わせ初心者でも取り入れやすいのは次の5つでしょうか。
- ベーシックカラー x 色
- ペーシックカラー x ベーシックカラー
- ベーシックカラー x 無彩色(白、黒、グレー)*
- 白、黒、グレーのモノトーンコーデ**
- 同系色、類似色のトーンオントーンコーデ
*無彩色はベーシックカラーでもありますが、敢えて別に記載しています。
**ファッションで「モノトーン」という場合は、無彩色のコーディネートを差します。
どの組み合わせも、無難にまとまり感を出せてオシャレにコーディネートしやすいですよね。
では、一体どんなときに「締め色」が必要になるのでしょうか。
簡単に言ってしまうと、パステルカラーなどの白多めの色味で全体がぼやっとした色合わせだったり、個性の強い色合わせや柄合わせのときです。
◆ホワイトコーデ
例えば、全身ホワイトコーデでまとめたとしましょう。
とても爽やかで清潔感があり、洗練された印象になりますよね。
そのときに、靴やバッグなどの小物を白または白多めの色を合わせるとナチュラルでキレイにまとまるのですが、どこか締まりがなくて抜けすぎたイメージになるときがあります。また、白という色は膨張色なので、身体を大きく見せてしまいますよね。
そんな時に効果的なのが「締め色」。全体的にぼやっとしたした締まらない印象になってしまうときに、メリハリを付けてくれます。
◆同系色コーデ
同系色でまとめたコーディネートも同じで、美しいけれど今日はちょっとアクセントが欲しいなと思うときがあります。
左の写真はほぼ同じトーンの同系色でまとめたカマイユ配色で、透明感があり軽やかで美しいスタイルですよね。この帽子とベルトをネイビーや黒にしたり、あるいはインナーやバッグをネイビーにしたりするとかなり締まってきちんと感が出せます。
右の写真は、茶の濃淡で作ったトーンオントーン配色のコーディネート。シックで落ち着いた印象で素敵です。このバッグと靴をダークブラウンにしたり、黒のマフラーを合わせたりするとどうでしょうか。もっとメリハリが生まれて別のテイストに仕上がります。
◆色物コーデ&柄 on 柄コーデ
色物や大胆な柄物に挑戦したいときにもおススメです。「締め色」をほんの少々加えれば一段落ち着いた印象になります。
色と色の組み合わせは、配色がきれいでもトーンが同じだと締まりがなかったり(写真中央)、強い色同士の場合はケンカしたようになってしまって目がチカチカしてしまう(写真左)のですが、ベルトや足元に「締め色」を持ってくるとシュッと落ち着きます。
柄 on 柄のスタイリング(写真右)も、視覚的に遊びがあって素敵なのですが、やはりケンカ気味になるなと感じたら、「締め色」の出番です。ぶつかっている柄の個性を中和してくれて締まった印象になります。



「締め色」の代表格といえば、黒とネイビー。
どちらの色も、隣にある色を美しく見せてくれる優秀カラーなので、カラーコーディネートで全身の印象を締めたいときに選ぶと先ず間違いありません。コーディネートをすっきりと引き締めてくれます。
他には、黒が多めの茶やカーキも使いやすいです。この、「黒が多め」というのがポイントです。
黒っぽい色には引き締め効果があるので、黒が少ないと締め色にはなりません。
締め色を使いたいけど黒だと強すぎなと感じるときは、「黒多め」の色で少しソフトに締めてあげましょう。
また、締め色をうまく散らせば、スタイリングにリズムが生まれてメリハリ感がアップします。
帽子、サングラス、ベルト、バッグ、時計、靴など、どれか1か所だけではなくて、2か所以上に入れるのもおススメ。

「締め色」はあくまでもコーディネートの重要な脇役という位置づけです。何だか物足りないない感じがするときや、まとまり感がないと感じるときに、スタイリングを締めるために使うもの。なので、面積が大きい場合は「締め色」ではなくなります。
例えば、黒と他の色の2色使いで同じ割合で入っている場合は、両方ともに主役ですよね。黒が全体を引き締めているのではなくて、一つの色として主張することになります。
ブラック&ホワイトコーデで見ると分かりやすいです。
全体に占めるブラックの割合が少ない場合、黒が引き締め役となっています(写真左)。
逆にブラックの割合が多い場合、黒が締めているというより、白が抜け感を出しています(写真中央)。
「抜け感」については別記事で説明しますね。
そして、白と黒が同じくらいの分量の場合は、どちらも主張しつつ調和している状態になります(写真右)。


ここまで「締め色」について見てきましたが、締め色を入れた方が必ずしも「オシャレ」ということではありません。オールホワイトでもトーンオントーン配色だってオシャレなスタイリングです。
どんなシーンを想定しているのかやその日の気分で、普段のコーデに「締め色」を上手に取り入れて変化を楽しんでみてください。
ビジネスでキリっとしたイメージにしたいときや、少しかしこまった会食に行くとき、気持ちを引き締めたいときに「締め色」を入れてみたり、逆にゆったりリラックスして過ごしたい一日や、柔しい印象を出したい日には敢えて入れなかったり。同じ洋服の組み合わせでも、そこに差し色を入れるか入れないかで雰囲気が変わるので、オシャレの巾が広がるという風に考えてみてください。
そして、オシャレに魅せたいなら、やはりフィット感や素材感、デザインが自分を美しく見せるものであることがとても大切です。そこを無視して色合わせだけしても、垢抜けするには限度があることを知っておいてくださいね。
印象を左右する締め色。シーンや気分で効果的に使って、印象美人を目指しましょう。










