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サステナブルとエシカルとエコ

サステナブルとエシカルとエコ

違いは何だろう?

「サステナブル」「エシカル」「エコ」という、とてもよく似たイメージを持つ3つのことば。
その違いについて明確に語ることはできますか?
SDG’s(持続可能な開発目標)には17の目標がありますが、その全ての根幹となっているのが「サステナブル」です。そして、17の目標の中には「エシカル」をターゲットにしたものや「エコ」をターゲットにしたものがあります。
つまり、下のイラストのように、「サステナブル」という大枠の中に「エシカル」と「エコ」があり、それぞれが関連しあっていると考えるとすっきりしてきます。

改めて3つのことばを簡単に説明すると次のようになります。

  • サステナブルとは、持続可能であること
  • エシカルとは、倫理的・道徳的であること
  • エコとは、環境に配慮していること

サステナブル(持続可能)な社会にしていくためには、エコ=環境という視点だけではなく、地球規模でエシカル=貧困や教育、労働環境といった幅広い問題を解決していくことが不可欠なんですね。

ファッションで考える

サステナブルとエシカルとエコ

最近耳にする機会が増えている「サステナブルファッション」と「エシカルファッション」。
どう違うの?と思っている方も多いのではないでしょうか。
身近にあるファッションでその違いを見ていくと、「サステナブル」と「エシカル」が良く分かります。
先ずは、定義から。

サステナブルファッション
1.環境への負荷をなるべくかけずに生産されている
2.適切な労働条件や労働環境を守りながら生産されている

エシカルファッション
上記に加えて
3.動物性のもの(レザー、毛皮など)を使わずに生産されている

1.環境への負荷をなるべくかけずに生産されている
世界中で様々な取り組みが始まっている「環境負荷の少ない」生産とは、どんなものなのでしょうか。
具体的な例で見ていきましょう。

  • 環境に配慮したオーガニック素材にこだわって作っている(エシカル/エコ)
  • カーボンフットプリントで二酸化炭素の排出削減に取り組んでいるエシカル/エコ)
  • 廃棄されるはずの材料を活用して新しい素材を開発しているエシカル/エコ)
  • 古布や古着をリメイクして商品を作っているエシカル/エコ)
  • 在庫となった素材や服などをアップサイクルしている(エシカル/エコ)
  • 加工段階で生じる水質汚染の削減に取り組んでいる(エシカル/エコ)

最後の水質汚染に関しては、ピンとことない人も多いと思いますが、世界の水質汚染の〇%はファッション業界が占めています。家庭からの排水による汚染に次いで2番目なんですね。
素材開発から商品になって私たちの手元に届くまで、様々な要因で地球環境へ負荷が掛かっています。
ファッションだけでどれ程の負荷を環境に与えているのかを知って、「買うこと」に対する責任を持つことが大切なのです。

2.適切な労働条件や労働環境を守りながら生産されている
「サステナブル」が「エコ」なだけではない理由がここにあります。
わたし達が楽しんでいるファッションですが、一つ一つの商品には当然「作り手」がいます。
その作り手がどんな条件と環境で商品を作っているのか、ということに焦点を当てると様々な問題が浮かび上がってきます。

児童の労働
法外な低賃金
劣悪な労働環境

経済のグローバル化がもたらした、発展途上国の貧困層に対する労働搾取が表面化したのは、死者1,127人、行方不明者500人、負傷者2500人の犠牲者を出した「ラナ・プラザの悲劇」と呼ばれる悲惨な事故がきっかけでした。
2013年に発生したこの事故によって、私たちの多くは、安くトレンドアイテムが手に入るファストファッションの裏側を知ることになり、「エシカル=倫理的な」というワードが注目を集めるようになったのです。
「サステナブル=持続的な」社会の発展のためには、こうした倫理的な課題の解決が不可欠です。

以下はエシカルな要素ですが、「フェアトレード」という枠組みと重なりますね、

  • 適正な価格で製品を買い取る(エシカル)
  • 発展途上国の人々の労働に見合った適正な賃金を支払う(エシカル)
  • 労働環境の整備(エシカル)
  • 立場が弱い人々の自立や生活環境の改善(エシカル)

店頭に並ぶ魅力的な商品。その背景にあるストーリーにまで目を向けてみると、消費の在り方を考えて「選択」する大切さが分かります。

3.動物性のもの(レザー、毛皮など)を使わずに生産されていること
動物の毛皮や皮革は、大昔からヒトが寒さを防ぐために欠かせないものでした。
しかしいつの時代からか、ヒトは自身を着飾るファッションとして毛皮やレザーを身に纏い始めます。

このファッションとしての毛皮やレザーに疑問を呈し、その使用を一切排除した商品を展開するメーカーがこの数年で増えてきています。

フェイクファー、フェイクレザー(合皮)をその代用としてデザインに取り入れるのですが、近年ではその品質がかなり高く、リアルファーやレザーと比較しても遜色ないものがたくさん出てきました。
一昔前は「合皮」や「フェイク」というと、安物で品質が悪いというイメージでしたが、グランドメゾンがこぞって生産し始めたことでイメージが大きくアップしました。
その筆頭がイギリス人デザイナーの「ステラ・マッカートニー」ですね。

大切なことは

サステナブルファッションやエシカルファッション=おしゃれを楽しまないファッションということではありません。
ファッションを考える上で、やはり装飾性は排除できません。でなければ、服は単に体を覆うものであれば十分ということになってしまいます。
自身の魅力を引き出してくれる洋服や小物は、身に着けることで自分をハッピーにしてくれるし自信につながります。サステナブル、エシカルというと、自然の風合いを感じる素材でシンプルなデザインの服や小物が多かったのですが、しっかりトレンドを抑えたモード系のブランドも増えてきています。

大切なことは、決して無理をしないこと。

上手に情報を集めながら、10着の中の1着でもサステナブルでエシカルなものにしていけたらいいですね。
この記事を読んでいただいた今日から、ファッションを通じた「エシカル消費」について興味を持っていただけたら嬉しいです。

参考サイト>>
yuru-ku.info サスティナブルとエシカル、エコの違いとは?ファッションとの繋がりも解説

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